小児矯正について

子供の歯科矯正とは?

子供の歯科矯正とは?

 子供の歯科矯正(小児矯正歯科・咬合誘導・床矯正)は、ヨーロッパをはじめ欧米では90年以上前から取り入れられている治療方法です。小児矯正は、アゴの骨のバランスや大きさを整える1期治療(骨格矯正)と歯の位置を整える2期治療(歯列矯正)からなる2段階治療です。とくに1期治療は、骨自体が柔らかく骨と骨のつなぎ目も緩い子供の時期にアゴの骨の形を整えます。

 そのため、1期治療の対象年齢はアゴの骨がまだ柔らかく、これから成長していく3歳から12歳くらいまでです。1期治療を行うことで将来、咬み合わせを治すために歯を抜いたり、外科的にアゴの骨を切る可能性を減らします。さらに、1期治療でアゴの骨を整え大人の歯がきちんと並ぶ土台ができるため、2期治療そのものが必要ない場合もありますし、部分的な歯列矯正で済むケースも多くあります。 もちろん、すべての歯並びの問題が小児矯正の適応ではありません。永久歯が萌えそろってから、成長が止まってから治療した方がいい場合もあります。

小児矯正と一般的な成人矯正との最大の違いは、骨格的な不正(顎が狭い・受け口など)を改善できる点にあります。以下に小児矯正の成人矯正と比較したメリット・デメリットをあげてみました。参考にして下さい。

小児矯正のメリット

骨格的な異常のある歯並びの問題を解決できます。
歯並びの問題が軽症な場合は、治療期間や費用が少なくて済みます。 見た目だけでなく、食べること、発音、呼吸や姿勢などの機能や全身の発育を改善できます。 治療に伴う痛みがほとんどありません。(装置による違和感はあります)
萌えたての永久歯の虫歯リスクを減らせます。

小児矯正のデメリット

子供と保護者の方の協力性が必要です。(装置の管理など) 治療効果・予後に不確実な部分があります。(成長予測などの限界) 治療が長期に及ぶ場合があります。(遺伝的要因などにより)

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小児矯正の流れ・分類

私たちが行っている小児矯正歯科は大きく2つに分類できます。ひとつは治療期間が2つに分かれる2段階治療と継続的な1つの流れで行う包括治療です。どちらの治療方法を選択するかは、お子さまの歯並びの状態や年齢などにより決まります。

2段階治療

3~8歳くらいのお子さまであごの骨の大きさや前後バランスなどに問題がある場合に、1段階目にあごの骨の大きさやバランスを整え、歯の萌え換わりの様子を見て、必要に応じて2段階目の歯の位置の改善を行います。

Ⅰ期治療=あごの骨の大きさやバランスの改善

  • 治療開始時期:3~12歳
  • 治療期間:1.5~2.5年
  • 来院間隔:1~2ヶ月に1回

治療方法:骨質の柔らかい成長期に、プレートタイプやブロックタイプの取り外し式の矯正器具を用いて、将来永久歯がきれいに並ぶように土台となるあごの骨の大きさや前後バランスなどを整えます。

使用装置:拡大床・ムーシールド・バイオネーターなど


得られるメリット:成長期にあごの大きさやバランスを整え、正しい咬み合わせの基礎を築くことは、単に将来の歯並びがきれいになるだけではなく、呼吸法や発音、お食事の食べ方や姿勢が改善し、全身の健全な成長発育を促します。

Ⅱ期治療=永久歯の位置の改善

  • 治療開始時期:10~15歳
  • 治療期間:1~2年
  • 来院間隔:1~1.5ヶ月に1回

治療方法:ほとんどの永久歯が萌えそろってから、ブラケット装置といわれる固定式の装置を用いて、永久歯の位置を整えます。

使用装置:セラミックブラケット・デーモンシステム・インビザライン

得られるメリット:Ⅰ期治療で整えられたあごの上に、永久歯をきれいに並べることで、成人矯正に準じたブラケット治療のみによる治療よりも、より美容的にも機能的にも優れた美しい歯並びを得ることができます。

包括治療

骨格的な問題が大きい場合や、歯の数の不足などがある場合は、継続的に矯正治療を行っていきます。とくに、高年齢(10歳~)からの矯正治療は、多くの場合、継続的な包括治療が適応になる場合が多くあります。

包括治療

  • 治療開始時期:3~15歳
  • 治療期間:2~6年
  • 来院間隔:1~2ヶ月に1回

治療方法:Ⅰ期治療・Ⅱ期治療で用いる治療方法を有機的・総合的に行い、強い不正咬合や、骨格的不正の改善が難しくなっている高年齢(10歳~)からの治療に対応します。また当医院においては、成人矯正に準じた治療も包括治療の1つとしています。

使用装置:プレート装置などの取り外し式装置・ブラケット装置

得られるメリット:総合的な矯正治療を行うことで、できる限り健全な成長を促し、外科矯正や抜歯矯正の可能性を軽減します。


※上記の内容はキッズデンタル独自のもので、あくまで目安です。歯並びの状態は個人差が大きく、上記のような治療法に当てはまらない場合もあります。

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